当社は、1998年に環境方針を制定し環境マネジメントシステムを導入しました。全社統一のマネジメントシステムの下、環境負荷軽減への取組みとシステムの改善を続けています。当社では、環境保全の国際認証規格であるISO14001をいち早く取得しました。1999年の本社及び本社工場の登録に始まり、その登録範囲を全社へと拡大しています。

地球温暖化防止への取り組み
味噌を製造する工程では大量のエネルギーを消費し、それに伴い温室効果ガスである二酸化炭素を排出します。味噌の生産量が年々増加する当社の主力工場、飯島グリーン工場では使用するエネルギーが増え、二酸化炭素排出量も増加傾向にありました。そこで、2009年に蒸気を供給するボイラーの燃料をA重油から環境負荷の少ない液化天然ガス(LNG)に転換する新設備を導入しました。LNGは、重油と比較して二酸化炭素排出量を約27%抑制することができる環境配慮型の燃料と言われています。
また、味噌や即席みそ汁を生産する際に発生する大量の排水は、工場内の排水処理施設において微生物処理を行い、浄化して天竜川に放流されています。今まではこの排水処理により大量の脱水汚泥が発生し、産業廃棄物として処理をしていました。そこで、当社から発生する廃棄物量を減らすため、2009年にメタン発酵槽を新設し、微生物により脱水汚泥を再発酵処理することとしました。これにより排出される汚泥の量は激減し、さらに、汚泥の発酵により発生するメタンガスはボイラー燃料として使用できるため、燃料の使用量の減少につながります。
この2つの設備変更プロジェクトは、2010年1月に、経済産業省が推進する国内クレジット制度の排出削減事業として認定されています。2012年度までの間に削減できた二酸化炭素量に応じ国内クレジットが発行され、大企業とこのクレジットを取引きすることにより、当社の削減が大企業の自主行動計画等の目標達成に活用されることになります。これは長野県の食品メーカーでは初めての事例です。このような大型設備の導入以外にも「省エネ委員会」を設置し、工場全体のエネルギー効率を改善し、エネルギーの無駄をなくしていけるように、一丸となって環境負荷低減に取り組んでいます。
二酸化炭素排出量の削減実績が認証されました
当社は、平成21年1月4日からの二酸化炭素排出量削減実績について、国内クレジットとして認証を受けています。
国内クレジット認証実績
1,255t-CO2(平成21年1月4日~平成22年3月31日)
1,029t-CO2(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
容器包装への取り組み

商品の開発段階においても、主に商品の包装材の環境対策を進めています。機能性を十分に考慮したうえで、新しい材質への変更や既存の材質の軽量化やサイズ変更をおこなっています。また、即席みそ汁の調味みそや具材の個包装は汎用性を持たせた印刷にするといった工夫もおこなっています。
新たな取り組みとして、流通過程において使用する商品外箱の薄型段ボールへの変更を進めています。これは、従来使用している厚さ約5mmのAフルートから、ほぼ同等の強度を持つ厚さ約4mmのCフルートという段ボールに変更するものです。重量にするとCフルートはAフルートに比べ1m2あたり約14g軽量です。生産や輸送にかかる化石燃料の抑制や紙の使用量の削減といった環境面でのメリットのみならず、積載効率のアップ・保管スペースの節減にもつながります。
ひかり味噌の環境保護活動
諏訪湖アダプトプログラム

私たちは、諏訪湖の自然環境を守るため「諏訪湖アダプトプログラム」の活動に参加しています。「諏訪湖アダプトプログラム」とは、32区画に分けられた諏訪湖の湖岸の1区画をこの活動に参加するそれぞれの団体が受け持ち、諏訪湖の自然環境を守るため美化活動を行うというものです。休日の早朝、社員の自主参加により行っている諏訪湖清掃は、当社の環境保護活動の原点ともいえます。
桜守ファミリー
飯島グリーン工場では、地元飯島町にある千人塚公園の桜の老木を守る「桜守ファミリー」の取り組みを始めています。千人塚公園は中央アルプスの麓にあり、春には雪の残る山なみと桜が織りなす風景が訪れる人の目を楽しませてくれます。この美しい風景を次世代へ残していくための桜の保護活動も、私たちの小さな環境への取り組みの一つと考えています。
“アファンの森”再生活動への支援
アファンの森は、作家のC.W.ニコル氏が、荒廃した日本の森を再び野生動物が棲める豊かな森に戻したいという想いから、1986年に長野県黒姫で再生活動をはじめた森です。当社は、この再生活動への支援を2005年から続けています。また、再生活動支援の一環として、『森をはぐくむみそ』を発売しました。収益の一部を「財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」に寄付し、森の再生活動に役立てられます。
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お客様が安心して召し上がれるおいしい商品、お客様の健康な食生活に役立つ商品を提供することが当社の社会に対する責任であるといえます。しかし、企業が社会的な存在であることを認識し、従来の目に見える範囲での社会的責任に留まらず、長期的な、グローバルな、あるいはローカルな視点で、社会貢献活動を継続していきます。

食糧支援活動
当社は、NPO法人を通じて定期的に児童養護施設や老人ホームなどへ食糧支援活動を行っています。特に欧米で広く普及している生活困窮者に対する食糧支援運動「フードバンキング」は、食品リサイクルの一手段としても非常に注目されています。
災害時の被災地への支援
子どもたちの生存と健やかな発達を守る日本ユニセフ協会に対する支援を行っています。自然災害などの際には日本ユニセフ協会を通じ緊急募金を行うなど、被災地への支援を続けています。
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