大豆・米・塩だけで作った
無添加味噌への取り組み
毎日の食卓に欠かせない味噌だからこそ、
体にやさしいもの、素材本来のおいしさを
お届けしたい
という思いから、
35年以上、大豆・米・塩だけで作った無添加味噌に取組んでいます。
自然の恵み、発酵の力。
味噌は、米に麹菌を付着させてつくった米麹に大豆と塩を混ぜ合わせてゆっくりと時間をかけて発酵熟成させてつくります。大豆・米・塩という自然からいただいた原材料に麹菌・酵母・乳酸菌という微生物の働きが加わり、あの深みのある味、かぐわしいにおい、彩と照りを兼ね備えた色味を持つ発酵食品“味噌”ができあがります。
加えなくてよいものは加えない。
本来、食品添加物や保存料は必要のない味噌ですが、微生物の働きを抑え容器の膨張を防ぐために酒精(アルコール)を添加したり、簡単に調理ができるようにだし調味料を添加した商品も多くあります。そのような中、無添加味噌󠄀は、大豆・米・塩以外の原材料は一切使っていません。自然の恵みだからこそ“加えなくてよいものは加えない”という考えのもと、味噌本来のおいしさと安全な食品を求めてつくりあげたのが無添加味噌なのです。
おいしさを守る。
酒精(アルコール)を使用しない無添加味噌は、容器に充填したあとも熟成が続いているため、二酸化炭素が発生します。そのため無添加味噌󠄀の容器のふた(天面シール)には、二酸化炭素を排出する機能をつけて、おいしさを守っています。製造ラインによって3つの仕様があります。
味噌本来のおいしさをお届けしたい。
当社が、大豆・米・塩だけで作った無添加味噌を発売した1982年頃は、“無添加”の定義があいまいでした。そのような中、味噌本来のおいしさをお届けしたいという思いで、自然な味わいと安心・安全を追い求め、最新鋭の設備による数値を用いた生産管理はもちろん、長年培ってきた醸造のノウハウ、徹底した品質管理により品質を重視した商品開発を遂行。発売後もお客様のニーズにお応えするリニューアルを重ね、大豆・米・塩だけで作った無添加味噌のおいしさを提案してまいりました。今では全国にそのおいしさをお届けしています。
「お客様にとっての“いつもの味”を忠実につくりあげる」
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味噌は、毎日の食生活に欠かせないものですから、商品それぞれの味を安定して再現していかなければなりません。しかしながら、自然の原材料と微生物の力でつくる味噌ですから、発酵や熟成が必ずしも思った通りに進むとは限りません。そのため、品質のよい原材料の選定はもちろんですが、熟成中の品質管理がとても大切になります。当社が長年に渡りおいしさを追求し続けてきた大豆・米・塩だけで作った無添加味噌。期待された通りの味を守り抜くという強い決意とおいしさへの絶対の自信を持つためには、日々の業務に慎重に慎重を重ね、真剣に考え抜き、口に含み、においをかぎ、耳を澄まし、目で見て、触れるということが大事だと思っています。食品メーカーとして当然のことではありますが、設備や数字だけで管理するのではなく、職人の五感を常に研ぎ澄ますことが、ものづくりにとっては必要だと思います。味や状態を安定させることは容易なことではないですが、毎日の食卓にお楽しみいただけるよう、〝いつもの味″を忠実につくりあげるという大きな責任を持って、日々味噌と対峙しています。