3月、新生活に。
発酵を味方に、やさしく整える朝の自炊
3月。
少しずつ日差しがやわらかくなり、新生活の気配を感じる季節ですね。
進学や転職に向けた引っ越しなど、環境が変わる方も多い時期。わくわくする気持ちと同時に、知らず知らずのうちに体も心も緊張しています。
そんなときこそ大切にしたいのが、毎日の食事。とはいえ、新生活で忙しい中、いきなり手の込んだ料理を作るのは大変です。料理初心者の方にとっては、自炊そのものがハードルに感じられることもあるかもしれません。
だからこそ、無理なく続けられる発酵習慣を。
私SHINOは料理家の仕事をしていますが、家では意外とシンプル。納豆やヨーグルトは冷蔵庫の定番ですし、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀󠄀汁はほぼ毎日作っています。
味噌󠄀󠄀󠄀󠄀汁は、時間がない日でもさっと作れる心強い存在。野菜を手軽にたっぷり補えるのも、うれしいところです。具だくさんにしておけば、それだけで栄養バランスも整います。
さらに、ごはんを入れて少し混ぜれば、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀汁がけごはんに。食べやすい味わいが子どももお気に入りで、もっとちょうだいとおかわりすることもあります。手軽に様々な野菜を摂れるのが親としても嬉しいところ。
朝は特にバタバタ。
キッチンに立つと、「ママそれなに?」と小さな足音が近づいてきます。味噌󠄀󠄀󠄀󠄀を溶かす手元をのぞき込んだり、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀が焼ける香ばしい香りに反応したり。そんな何気ない時間も、わが家の大切な日常です。
ほかにも、甘酒は週末にまとめて仕込み、朝に温めて飲んだり料理の甘みづけに使ったり。発酵食品は、わが家の食卓の土台のような存在です。
発酵食品を取り入れていると、体の調子が整う感覚があります。そして不思議と、気持ちまで落ち着く。忙しい朝でも、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀の香りがふわっと立ちのぼると、それだけで少し深呼吸できる気がするのです。
味噌󠄀󠄀󠄀󠄀は、もっと自由でいい
冷蔵庫に常備しているのが、大豆・米・塩だけを使用した無添加味噌󠄀󠄀󠄀の『円熟
こうじみそ』。味噌󠄀󠄀を選ぶなら、無添加󠄀を基準にするのもひとつの考え方。原材料を確認することも、毎日の自炊の大切な一部です。
麹のやさしい甘みがあり、塩味がとがらずまろやか。味噌󠄀󠄀󠄀󠄀汁はもちろん、炒めものや和えものにも使いやすい味わいです。
味噌󠄀󠄀󠄀󠄀というと和食のイメージが強いですが、実はパンとの相性も抜群。
ある日の朝、今日はパンにしようかと言いながら、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀とマヨネーズを混ぜてみたのがきっかけでした。
焼き上がったトーストをひと口食べて、「これ合うね!」と夫のTatsuyaさん。七味を振っておつまみにもしたいそう。
横で小さく切ったパンを子どももぱくっとひと口。
子ども用のトーストには、しらすに加えてコーンを少し混ぜることもあります。
甘みが加わって食べやすくなり、彩りもきれい。そんな小さなアレンジも、わが家らしい楽しみ方です。
味噌󠄀󠄀󠄀󠄀󠄀のコク、しらすの旨み、マヨネーズのまろやかさ。大葉の香りが重なり、朝にちょうどいい味わいに仕上がります。簡単なのに味がしっかり決まり、発酵食品とたんぱく質を一緒にとれるので栄養面でもうれしい一枚。料理初心者の方の自炊にも取り入れやすいレシピです。
材料
- 食パン(6枚切り) 1枚
- 『円熟 こうじみそ』 小さじ1
- マヨネーズ 小さじ2
- しらす 10g
- 大葉 1枚
作り方
食パンに味噌󠄀󠄀󠄀󠄀マヨネーズを塗る
味噌󠄀󠄀󠄀󠄀とマヨネーズを混ぜる。大葉は千切りにする。
①を食パンに塗る。
トースターで食パンを焼く
しらすを広げてのせる。
トースターでこんがり焼く。
千切りにした大葉をのせ、完成。
もう1品、我が家のお気に入りをご紹介します。まんまるで握ったおにぎりに、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀と砂糖、ごま油を混ぜ合わせた味噌󠄀󠄀󠄀󠄀だれをかけて焼いた味噌󠄀󠄀󠄀󠄀焼きおにぎりです。
味噌󠄀󠄀󠄀󠄀を薄く塗り、オーブントースターでじっくり焼くだけ。焦げやすいのでしっかりと様子をみながら焼きます。麹の甘みがある味噌󠄀󠄀󠄀󠄀は子どもにも食べやすく、表面がこんがり香ばしく焼けた味噌󠄀󠄀󠄀󠄀焼きおにぎりはシンプルな料理でも満足感のある味わいです。
材料(2個分)
- ごはん 250g
- 『円熟 こうじみそ』 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2
- みりん 大さじ1/2
- ごま油 小さじ1
- 白いりごま 適量
作り方
ごはんを2等分にし、丸型に握る。
小さめのボウルに、『円熟 こうじみそ』、砂糖、みりん、ごま油を入れて混ぜ、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀󠄀だれを作る。
アルミホイルに薄くごま油(分量外)を塗り、トースターのトレイにおにぎりを並べる。
おにぎりの表面に味噌󠄀󠄀󠄀󠄀󠄀だれを塗り、トースターで焼き色がつくまで焼く。
仕上げにいりごまを振り、完成。
発酵食品は、特別なものではない
日常的に取り入れている発酵食品は味噌󠄀󠄀󠄀󠄀󠄀以外にも、甘酒、キムチ、納豆、ヨーグルト、酢があります。どれも特別な料理にするわけではなく、日々の食卓に自然に取り入れています。
新生活は、やさしく整える
新生活は、気づかないうちに力が入ってしまうもの。
新しい環境に慣れるだけでも、十分がんばっている。
だからこそ、毎日の料理は無理をしなくていい。
朝のトーストに味噌󠄀󠄀󠄀󠄀をひとさじ。
具だくさんの味噌󠄀󠄀󠄀󠄀汁で野菜を補う。
忙しい日は、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀汁がけごはんにしてしまう。
そんな簡単な自炊の積み重ねが、体を整え、気持ちを落ち着かせてくれる。
味噌󠄀󠄀󠄀󠄀は、特別な料理のためのものではなく、日々の食卓を支えてくれる存在。和食はもちろん、パンやごはんなど、いろいろな料理に自然と溶け込んでくれます。
これからもわが家の食卓に味噌󠄀󠄀󠄀󠄀を取り入れながら、無理のない発酵習慣を重ねていきたいと思います。新生活を迎えるみなさんの毎日の料理にも、味噌󠄀󠄀󠄀󠄀がやさしく寄り添ってくれますように。
